U

ポーの現代アートとの出会い・思い出

小中学生の頃
萩尾望都の漫画『ポーの一族』。 漫画家になりたく、部屋にこもり、はまりきって描いていました。

高校~美容学生の頃
日塗りダンスパフォーマンス(舞踏)の白虎社。 開催場所の寺や怪しいテントに通っていました。 よくわからないストリートパフォーマンスに何故かゾクゾクして面白かった。

アシスタントの頃
休みもなく仕事ばかりだったけど、興味は普通に Fashlon 大好き。

自分の基となっているもの

今でこそ有名になるべくしてなった本物、シルク・ド・ソレイユ。20人から始まったストリートパフォーマンス。 1987年にニューヨークで友人のアメリカ人カメラマンにたまたま誘われて観た、衝撃的なシアターサーカス。 1900年のロンドン公演、1992年の東京公演も1人で行きました。 見たことのない衣装、音楽、照明、演出、色・・・。 すべてにおいて完成度が高く、衝撃的な印象を受けた。 それが自分の美感覚の基となったように思う。

アートギャラリー

ニューヨークでは、チェルシーギャラリーとブルックリンのアーティストアパート。 イギリスでは、東ロンドンのアートギャラリーのメッカ的存在であるホクストン・スクエアにある「ホワイト・キューブ」。 1人でウロウロさまよい、ギャラリー巡リやアートを見つけるのか大好き。

ホクストン周辺は、今でこそクリエイトエリアで知られているが、10年前に何も知らない状態。 ウロウロさまよい歩き、アートの匂いがしたのでゾクゾクし、5日間通い続けた。 その時のロンドン旅行は、ホクストン巡りで終わった。 あとで「切り裂きジャック」の舞台で、1人は危ないエリアだと知った。

もちろん日本でも、東京はギャラり-の宝庫。 近いところでは直島。私自身、クリエイトに関しては妙な鼻かあるように思う。 スカルプチャー(彫刻)より、動いて迫力のあるデジタルアートをミックスされたものか好き。

好きなアーティスト

特にないけれど、チェルシーの Paul Kasmin Gallery で、中国人写真家 Tseng Kwong Chi の写真展に遭遇し、感じるものがあった。 世界の観光地を背景に、人民服を着たセルフポートレートを撮影するという作品で知られている。1989年に亡くなった。

動いていないがユーモラスで、世界文化遺産に近い有名な観光地(完成された壮大なもの)と、ユーモラスな本人の対比が変に迫力があり、面白い。 観光地をつくった方の血ににじむ努力や芸術性を対比のおかげで強調され、2倍にも3倍にも感じるのだと思う。対比が好き。

対比でいうと、ダイアン・アーバス(写真家)。性倒錯者、小人、巨人、精神病院の収容者など、被写体となる人々を日常生活の中でとらえ、真逆の対比を意味し、強調させる。 また公園に集う人々、ヌーディスト、仮面舞踏会の参加者など、普通の人間の中にも潜む奇異なライフスタイルや性格をも倒錯者と同様に暴き出す。

京都の仁和寺で開催されたダニエル・オスト(ベルギー人のフラワーアーティスト) のインスタレーション。 日の落ちる夕方からはじまり、ライティングと庭を背景に、ひとつひとつの部屋を立体額縁に花をクリエイト。素晴らしい対比。人生のストーリーになっている。 非常に退廃的。これも生き物でクリエーションし、儚いから素晴らしいのでしょう。 友人のお母さんがニュージーランド人のフラワーアレンジメントの先生だったので、連れられて一緒に行った。 ダニエル・オストさんと直接話ができ、おかげでお粗末な自分の作品集をプレゼントしました。

+ING issue 32, 2009