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コラム「SAYURI USHIO の NY 進出物語」第3弾(ステップボーンカット)

  • メディア:TOKYO FASHION EDGE 16
  • 掲載日:2016年7月30日(土)
  • ピックアップ:SAYURI USHIOのNY進出物語

TOKYO FASHION EDGE 16

TOKYO FASHION EDGE 16

IBSショーのあるコンベンションセンター(上段左から一番目)、日本から、アジアから応援に駆けつけた人たちが、黒の着物と黄色い帯でPR(上段左2番目)、IBSショー(上段左3番目)、IBS教育担当デイレクターのボニー・ボナデオ(上段左4番目)
第一回基礎セミナー(下段左から1番目)、ラスベガスショーでのセミナー風景(下段左から2番目上)、ラスベガスショーのステップボーン・ブースセッティング(下段左から2番目下)、カット代1,200ドルチャージのテッド・ギブソンが、今大会一番の大物だ。SayuriとはNYIBSに続いて2度目の再会となる。今回のショーでは、教育に力を入れた作品を紹介している。とはいえ、彼の定番であるセクシーなスタイルを、という設定は欠かせない。(下段左から3番目)

step bone cut
ステップボーンカット
sayuri ushio
小顔カット

Sayuri Ushioのブルックリン・ギャラリーが始動した。L列車のモーガン駅から2ブロックのところ、一階には有名画廊が入っている建物の2階3部屋を借り、そのうち2部屋の壁を抜いてスペースを広くして、トー
タル558スクエァフィート(約52平方メートル)それにこじんまりしたVIPサロン用スペースを合わせた場所を彼女はSBCギャラリーと命名した。彼女の中でこのスペースはサロンではなく、あくまで彼女のアートを発揮する場所、アートギャラリーだというスタンスだ。日本の彼女のスタッフ、斎藤幸太郎と神田あかねが全権大使として6月から赴任し、Sayuriの15年来の友人のギャリーを手伝って壁を壊す工事に着手する。もちろん内装工事など全く経験のないマスター講師の二人だが、アート魂は強い。ステップボーン・カットのアメリカでの拠点をつくるため、慣れないブルックリンで二人は奮闘している。

初めての基礎コース

SBC、ステップボーン・カット協会認定のヘアスタイリストレベルには4段階あり、基礎コース、テクニカル、マスター、それにインストラクターのそれぞれの工程を20時間、20時間、27時間、27時間受講し、そのうえで筆記と実技の両方に合格しなければ認定は受けられない。現在アジアではようやくマスターレベルの認定スタイリストが誕生、実はこのレベルでなければ、ステップボーン・カットは名乗れないことになっている。3月初めにNYで行われたIBSインターナショナル美容ショーで、3日間のデモセミナーを行った際、ここで感銘を受けたヘアスタイリストたちの要請で、この6月から基礎コースがブルックリン・ギャラリーでスタートした。
6月20、21、22、23日の4日間が記念すべき第一回基礎コースとなったのだが、実はアメリカの美容セミナーは通常サロンがお休みの日月の2日間が定番だ。NYのIBS美容ショーでも、だから日月がヘアスタイリスト向けセミナーで、火曜のセミナーは美容学校生向けということになっている。4日間続けてのセミナーということは、受講者はサロンを休んでこなくてはならない。NYトップサロンのクラスでも4日間というスタイルはまずない。オーストラリア出身の、ロングヘアのカリスマ、シャーロン・ブレインくらいだ。ただSayuriはいう。ステップボーン技術である程度のレベルに達してもらうには、2日間、2日間では難しいと。

蓋をあけてみると
記念すべき第一階には、才能あるスタイリストが8名参加した。キャリア20年以上のベテランサロンオーナーから、まだ2〜3年の21歳の新米ヘアスタイリストまで。ところがふたを開けて実技ボブスタイルとレイヤースタイルの2つを採点した結果、何とすんなり合格できたのはただ一人、ピッツバーグ出身で21歳のハンナただ一人だった。彼女は“この4日間で自分を試されたし、とても大変だったけれど、それでもステップボーンに出会えて意欲がわいてきた。サユリの目指すアーティストとしての道を自分も歩みたいと強く思う。絶対にマスターまで進みたい。自分の描くヘアスタイリストに、アーティストになりたい。”とインタビューに答えてくれた。ステップボーン・カットは従来のヘアカットとは体の動き方自体がまったく違う。癖のあまりない、若くて柔軟なヘアスタイリストの方が取り入れやすかったということもあるだろう。

ラスベガスでは

4日間の初基礎コースを修了して翌朝早朝、Sayuriは幸太郎、あかねとラスベガスへと飛んだ。IBSニューヨークショーでの大成功で、ラスベガスショーにも参加を依頼されたのだ。友人のギャリーが英語スタッフとして同行する一方、ステップボーン・カット協会を取り仕切るSayuriの右腕、協会マネージャーの柴浩樹が日本から前夜到着。香川県から認定講師を務める今田瞬、ジャカルタでステップボーン認定サロン3店舗を主催する、やはり認定講師の鈴木寿人、台湾でステップボーン認定サロンを運営する認定講師鵜林理恵、それに上海のステップボーンサロンで活躍するカリスマスタイリストの佐藤恵理らが、アジアから応援にかけつけた。

IBSの方向性

新しくIBSの教育デイレクターに就任したボニー・ボナデオは、Sayuriのようなアーティストをどんどん紹介していきたいといった。現代はソーシャルネットワーク、特にフェイスブックを通じて世界中の優秀なヘアアーティストとつながりを持つことが容易になった。IBSはもっとグローバル化して、それぞれの国々の才能あるヘアスタイリストを紹介していけるよう努力するべきだと考えているという。ただ壁はある。
ショーに参加して、そこでモチベーションは一度は上がるものの、日常に戻ってもそれを持続しなければ、結局は毎日同じことの繰り返しになるからだ。彼女は言う。
“IBSは人々にやる気を起こすことには成功しているが、持続させるという面をもっとサポートしていくべきだと思う。マーケティングチームは奮闘しているし、毎日のメール配信で、その方面が強化されていくと信じている”と。