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コラム「SAYURI USHIO の NY 進出物語」第2弾(ステップボーンカット)

  • メディア:TOKYO FASHION EDGE 15
  • 掲載日:2016年5月31日(火)
  • ピックアップ:SAYURI USHIOのNY進出物語

TOKYO FASHION EDGE 15

TOKYO FASHION EDGE 15

step bone cut
ステップボーンカット
sayuri ushio
小顔カット

SayuriUshioのNY進出物語第2弾は、一旦ブルックリンからマンハッタンへと一旦場所を移す。昨年夏に、日系美容室老舗のモモタローNY・サロン、ダウンタウンで4店舗を運営するセイトモコ・サロン、それにNYミルボン社で3度のデモセミナーを行ったSayuriは、友人である青木恵子が名前を関したレストランKOAでニューヨークセミナーツアーを締めくくった。ヘアサロンではなく、レストランでの開催には、もちろん青木の好意ということもあったが、Sayuriのヘアカットが従来のものとは違い、毛髪があちこちに飛び散らないという理由にもよる。デモセミナーの折、彼女はこれを実演してみせるが、モデルにガラスの小さな壺を抱えてもらい、切る回数を数えながら、切った髪を中にいれていくのだ。髪は一束づつ壺に収まっていくため、全くモデルの顔にも、服にも飛び散らない。一つの箇所は2度と切らない、無駄なカットはしない、ステップ・ボーン・カット技術が独特のものであることが、これで証明できる。切った髪が残らないので、極端に言えばシャンプーで取り除くこともいらないのだ。そんなステップ・ボーン・カットの大ファンとなった青木は、快くSayuriのプロモーションビデオにも参加したが、今回インターナショナル・ビューティ・ショーという晴れ舞台の前夜祭も、この想い出深いKOAで行われた。

前夜祭

前夜祭にはモモタローNYのサミー社長はじめ、スーザン・ロックフェラーや黒柳徹子のヘアメークも手掛ける世界的メークアップ・アーティストの水島祐作、ダウンタウンでメガサロンを展開するニック・アロージョ、それにエドワード・トリコミらも加わった。日本ばかりか、上海からも応援がかけつけた。IBSインターナショナル・ビューティ・ショーに日本人ただ一人参加するトップスタイリスト、Sayuriの大きな飛躍を前に、皆しかし、少し緊張の糸も感じられるパーティだった。

IBSショー開催

ニューヨーク春の名物の一つIBSインターナショナル・ビューティ・ショーは毎年3月に行われるが、今年は3月6日から8日、マンハッタン西側に180万スクエアフィート(約51245坪)もの広さを有する“ジェイコブ・ジャビッツ・コンベンションセンター”で開催された。参加者推定6万人の世界最大規模。ショーは展示ブース、メインステージ、セミナーで構成され、展示ブースには毎年約500社が参加、セミナーはそれぞれネイル、製品、ヘアカット、ビジネスらのテーマに分かれて約90クラスが準備される。中でも人気なハンズオン講師に選ばれたのが19名、ヘア技術と最新トレンド講師に20名、この40名が今アメリカを代表する講師ということになる。この40名の中に選ばれることはトップスタイリストの仲間入りというばかりか、セミナー講師としての登竜門ともなる為、毎年申し込みが殺到する高い競争率なのだが、日本人講師としてただ1人、Sayuriが選ばれた。メーカー参加の展示ブースに参加した日本人ヘアスタイリストは何人か過去にいたものの、セミナー講師に選ばれた講師は5人といない。しかもIBS創立99年の歴史の中で、アメリカにいまだサロンのない日本人ヘアスタイリストが選ばれたのは彼女がはじめてのことだ。

声が出ない…

ところが初日、あまりの緊張のためか、風邪ぎみだったこともあってか彼女は声を失う。はじめての完全英語でのセミナーということで、パワーポイントのスライドは英語で準備されている。参加者へのSayuriからの言葉も友人のギャリーが手伝って英訳されており、その発音練習を昨晩は遅くまでしていた。悔しさが彼女を襲う。急遽司会役のギャリーが彼女の言葉をカバーすることになったが、それでも不安はつのる。自分
が訴えること無しに、果たしてセミナーは成功するのだろうか...。

ところがショーは大成功

さて、今回なみいる候補者からSayuriを抜擢した教育担当者たちも会場を訪れていた。その中の一人キム・ヘイワードは「サユリのアーティスティックな感性は大変優れている。そのうえステップ・ボーン・カットという画期的な技術を体系づけて、美容師たちに実践し易いようにしたことが素晴らしい。きっと人気セミナーとなることを期待している。」と答えた。最初2日はプロ対象90分、3日目は美容学校の学生対象60分デミセミナーとなったが、実際蓋を開けてみると280人の席が設けられた会場は立ち見の人も出て300以上の人であふれ、参加者は「こんな技術は始めてみる」「素晴らしい」「スピリチュアル」など、ヘアスタイルを作るだけではなく、個性を広げるその手法に口々に感心し、6月からブルックリンでスタートする正式な基礎コースへの申し込みが現在殺到している。Sayuriが苦心した英語版スライドは十分に参加者の心に届き、彼女がまだ駆け出しのサロンオーナーだった時代から知っていて、誰より彼女の成長に感心しているギャリーの言葉は参加者の心を動かせたようだ。
 
洋服を創るように髪を創る

Sayuriの言葉は会場に集まったプロの美容師たちの心に響いた。「洋服を創るように髪を創る。ファッションはデザイナーがデザインし、パターンナーがパターンをつくり、カッターが布を切り、縫製者が縫って仕上げる。デザイナー、パタンナー、カッター、縫製者の5人のスペシャリストの手によって、服が仕上がる。デザインから、仕上げまで全てをひとりの美容師でないとできない職人技術が美容業界である。ステップ・ボーン・カットは削ぎを使わず、ファッションや建築のように“デザインする人(ヘアデザイナー)”、“展開図を書く人(パタンナー)”、“髪を展開図どおりに切る人(ヘアカッター)”とスペシャリストに分ける事が可能である。さらに、顔型を補正する展開図(パターン)をも書く事ができる。これは、どういう意味を美容業界にもたらすのか?美容業界の産業化の2度目の幕開けである。イメージを設計図に変える/設計図は正確なカットを生み出す/正確なカットは感性を高める/完全なる自由を手に入れる」と。

初回だった今回のデモセミナーの大成功を目の当たりにしたIBS教育担当者からは、既に次回の6月の27日から29日に開催されるラスベガスショーでのデモセミナー依頼が来ている。とはいえその前に、ステップ・ボーン・カットのアメリカでの拠点となる、ブルックリン・スペースでのアメリカ基礎コースセミナー第一回が6月20日にスタートする予定だ。

Sayuriからのコメント

ステップ・ボーン・カットを公開してヘアマジックと呼ばれた時は嬉しかったです。ステップ・ボーン・カットは洋服を作るようにヘアを作るヘアカットシステムですが、骨格も、肌の色も、髪質も、好みも違う中で、会場が満杯になり共感し喝采を浴びたことは、私の力ではなく、このカット技法自体が人を美しくする原則に合っていたということではないでしょうか?皆様の応援感謝いたします。